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南米ニュースbyダニエル

個人的にニュースを発見し、個人的な主観で瞬時に書き上げた情報です。(大体は裏とれてます)

2014年10月

29 10月

ブラジル音楽~サンバの歌姫!ジョイセ・カンジド

皆さん、こんにちは!
最近ブラジル音楽について、アクセスが多くなってますので、皆さんの期待に応えて音楽ネタを紹介します!
今回ご紹介したいのは、21世紀のサンバの歌姫と言われる「ジョイセ・カンジド」さんです!
残念ながら、多くのブラジル人にも知られてないジョイセさんですが、実はサンバ業界では「金の卵」的な歌手なんです!
さてサンバと言えば一般的にはカーニバルや打楽器をイメージした、リズム感溢れる音楽と思いますが、実はジョイセさんが歌うサンバは、「ショリ―ニョ」と言われる大人しい感じのリズムで、歌詞に遊び心があるのとボサノバみたいな優しい感じのサンバを歌ってます。ジョイセさんの歌を聞いてみると、「これってサンバ?」と思われますが、実は昔ながらのサンバを甘い歌声で、しかもキレとボリューム感があるので、歌詞の意味が分らなくても自然に楽しくなってしまう感じになります。
ジョイセさんですが、ブラジルのサンパウロ州マリリア市の大学で音楽を専攻し、ピアニストとして卒業したあと、ブラジル南部に位置するパラナ州ロンドリーナ市の大学で音楽家として卒業。その後ニューヨークに渡り、ブロードウェイで演劇、ダンス、そして歌を徹底的に覚えて、2011年にはブラジリアン・プレス・アワードに輝き、アメリカで活躍するブラジル人アーティストとして最優秀賞を受賞しました。
ブラジル音楽を愛する人には必見です!

 ScreenShot030
サンバの歌姫「ジョイセ・カンジド」
彼女の声を聴いていると「ホッと」する感じと、「楽しくなる」感じがします!


「Corra e Olha o cêu」


「Cê pó pará」


 「Deixe a Menina」

 
「Samba e Amor」 

ジョイセ・カンジドさんのオフィシャルサイト:http://www.joycecandido.com/#principal_noticias
 
19 10月

爆笑!世界で最も遭われな泥棒~チリ

皆さん、こんにちは!
またまたご無沙汰しております。お元気だったでしょうか?
いつもブログにアクセスしてもらって、誠に有難うございました。

さて今回ご紹介したいのは、先週チリで発生した窃盗未遂といったところでしょうか?
私がここで説明しなくても、映像を見るだけで爆笑したあと「ざまぁみろ!」的な事件でございます。
まずは映像を見ていただいてから、説明文を読んでいただければと思います。

 
2014年10月9日 (木)に、南米チリ共和国の南部コンセプシオン市で起こった窃盗未遂事件。
夜8時48分ごろに路線バスの停留所から乗客を乗せたバスが出発しようとしたところ、男性若者二人がグルになって前部座席に座っていた女性のバッグを奪おうとする。若者一人はバスに乗らずバスのドアが閉まら無いように抑え込み、もう一人は乗客のフリをして女性に近づきバックを奪おうとするが失敗する。犯行を見た運転手は徐々にバスを走行させ、泥棒が逃げ無いようにドア閉鎖ボタンを押してしまった。もう一人の若者にドアは抑えられていたが、自動ドアは閉まりはじめ、女性のバッグを奪おうとした男は、逃げられなくなると思ったのか、ドアが完全に閉まる直前に手を突っ込んでしまったのでした。
多くのバスは、ドアが閉まる前や閉まってからでも、手を入れてドアをこじ開けることができますが、丁度このバスはとても強力なエアー式の自動ドアだったことから、とてつもない力で閉まった模様です。
備考:日本のバスは、自動ドアが閉まる前に手だけではなく障害物が入ると、ケガを防ぐために自動的にドアが開くように設定されてますが、南米のバスには日本のように便利な仕組みはありません。 

自動ドアに手が挟まった犯人を乗せたバスは走行し、犯人は力尽くしで必死にドアを開けようとするがドアはビクともせず、犯人はこれで捕まっては格好はつかないと思ったのか、運転手に向かって「ドアを開けろ!」と言った瞬間、運転手は運転席の横から木製の棍棒を取り出し、バスを運転しながら犯人を棒で叩きつけだしたのでした!
備考1:南米のバス運転手やトラック運転手は、タイヤの空気圧を点検するために、必ず固い木の棍棒を所持しており、しかも防犯用としても棍棒(鉄の棒もある)を使っていることから、いつも身近な場所に置いている。
備考2:棍棒でタイヤを叩いた音で、タイヤの空気圧が低いとかパンクしているとかが分る。

運転手は、棍棒で犯人を叩きながらバスの運転を続け、棒で殴られる犯人と運転手の間では、こんな会話が・・・
犯人→「ドアを開けろ!」
運転手→「開けろって?」バシッ!バシッ!(棒で殴る音)
犯人→「ちょ、ちょっと・・・ゴメン!」
運転手→バシッ!バシッ!
犯人→「(カバンは)俺のおばさんのためだったんだ」
運転手→バシッ!「お前のおばさんだって?」バシッ!
犯人→(半泣き)「かっ、金は持ってる・・・」
運転手→「へぇ~」バシッ!
犯人→(半泣き)「金は持ってる!」
運転手→「(金は)持ってるんだ・・・」バシッ!
犯人→(泣きながら・・・)「お願いだ・・・(逃がしてぇ~)」
運転手→バシッ!
犯人→(泣きながら)「俺のおばさんのためなんだ・・・田舎に住んでいるマリアおばさんのためなんだ・・・」
運転手→「マリアおばさんは、どこにいるんだ?」
犯人→(泣きながら)「自首します・・・」
運転手→「だったら直ぐに降ろしてあげるからな」
犯人→(泣きながら)「本当?」
運転手→(運転しながら警察を探している様子)
犯人→「もうどうなってもいい・・・おれの金を預けるから(逃がして的な感じ)・・・」
運転手→(無言で運転を続ける・・・)
女性乗客→「そこに警察がいるわ!」
犯人→「そうだ・・・そうだ・・・」
運転手→(バスを停めて、棒で犯人を殴る格好をする)
【ドア付近に警官が近づく】
犯人→「(逃げても)いいの?」
運転手→「おまえ(後悔した)分かっただろ?」
犯人→「はい・・・」
運転手→「静かに自首するよな?」
【バスのドアが開いて、警官を目の前にする】
運転手→「この男は、乗客を襲ったんだ」
犯人→「ノー(俺はやっていない!)」
運転手→「女性の乗客が襲われたんだ!」
警官「どの女性だ?」
犯人→「ちょっと(私の話を)聞いてください・・・」

このあと、白バイ隊の警官がバスに乗車し、襲われた女性と運転手に事情を聴いたところ、運転手は警官に対して、全て防犯カメラに写っていることを伝えた。襲われた乗客は、最初被害届を出したくない様子だったが、証拠として防犯カメラに写っていることが分ると、被害届を出すために、警察署まで同行することを決意したそうです。南米では、被害にあって被害届を出したりすると、犯人からの仕返しの方が被害よりも恐ろしいことがあるので、乗客の気持ちも分かります・・・。

ところで泣いていた犯人ですが、警察に抵抗したことから手錠を掛けられるために抑えられ、悲鳴をあげてるところが、防犯カメラに映ってました(笑)。
そして運転手ですが、「こいつの相棒が、大学前の停留所に残った・・・」と警官に伝えたあと、いつもの通りにバス路線に戻って運転を続けたのでした。
備考:犯人が殴られている時に、下車したい乗客が何度も停車ボタンを押していたようで、入り口ドアの上の停車ランプが、何度も点滅してました(笑)

防犯カメラが捉えた映像は警察によって10月16日に公開され、バスの運転手は市民のヒーローとして一躍有名になりました。

ScreenShot028
やらなきゃ良かった・・・

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